サブスクリプションって、何なんだ???<サブスクとは?そのメリットや難しさは?>

サブスクの話_アイキャッチ

生活が変わってきている——。

わたしはここ数年の間に、映画のDVDをレンタルすることはなくなり、音楽のCDアルバムを買うこともなくなりました。モノを所有する生活から、サービスを利用する生活へ。暮らしが少しずつ変わってきているのを感じます。

テレビを捨てて、Netflixを契約した。

わたしは半年前くらいに、とうとうテレビを捨てることにしました。毎日仕事に忙しくて、夕食前後にゆっくり座ってテレビ番組を楽しむ時間もない。休日もなんだかんだで見たい番組がない。だから、もうテレビいらないな、って思ったんです。

その代わり導入したのが、Netflix。PCやiPad上でいつでもいろんな映画やドラマが楽しめて、退屈しません。いちいちお店に行って、映画のDVDをレンタルしていた手間も、もうありません。

それに、どうしても見たい日本のバラエティ番組があればTVerで見れますから。正直なところ、テレビがなくなって不便することはありませんでした。

◆ 「サブスクリプション」とは?

先ほど出てきたNetflixのような、必要なときに必要なサービスを利用できる形態のものが近年急増したように思います。こういった消費スタイルを「サブスクリプション」と呼ぶらしいですね。

サブスクリプションとは…

サブスクリプションは、「所有から利用へ」というトレンドを背景に、購入するよりも便利でスマートなライフスタイルを実現できる消費スタイルとして拡大しました。ユーザーにとっての旨味は、一定額を支払いつつも、飽きたり物足りなくなった時点で、対象資産やスペックを変更でき、解約も自由にできることにあります。

『「つながり」の創りかた 新時代の収益化戦略 リカーリングモデル』より

これらはどれも、月替わりで特定分野の商品を送りつけるだけの、一般的な定期購入サービスとは大きく異なる。彼らは、顧客との直接的関係の構築から始め、心をつかむ楽しいサブスクリプション体験をつくり出すという、顧客ファーストの精神で小売りに参入した。

『サブスクリプション 「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル』より

サブスクリプション(サブスク)とは、利用者側の視点で捉えると、「利用する期間に応じて料金を支払うシステム」を指します。

『サブスクリプション 製品から顧客中心のビジネスモデルヘ』より

かなりざっくり言うと、基本的には、「自分が必要とするサービスを、一括購入ではなく、毎月少額の課金で利用し続けられる」のがサブスクなのかなと思いました。

昔からある定期購入サービスと、最近増えているサブスクリプション・サービスは区別されて語られることが多いようです。

わたしが利用している、サブスクリプション・サービスは…

  • Netflix(月額:880円 ※ベーシックプラン)
  • Dマガジン(月額:440円)
  • iCloud(月額:130円 ※50GB)
  • エックスサーバー(月額:1,100円 ※プランはX10)
  • Adobe Creative Cloudフォトプラン(月額:1,078円 ※ただし契約自体は年間契約)
  • スタディサプリEnglish TOEIC L&R対策コース(月額:2,728円 ※年間契約で、年32,736円)
  • Amazon Prime(月額:409円 ※年間契約で、年4,900円)

特に上の4つ、NetflixとDマガジンとiCloudとエックスサーバーは、日々の生活や趣味になくてはならない存在なので、今後解約することはほとんどないと思います。ずっと利用していたいし、途中でプランをもっと充実したものに上げる可能性もあります。

下の3つは、今は必要だから契約してるけど、今後は見直す可能性ありです。

わたしが利用している、定期購入サービスは…

  • 宣伝会議オンライン『宣伝会議』『ブレーン』『販促会議』(月額:2,310円)
  • Minimal チョコレート定期便「カカオツアー」(月額:3,800円)

これらは、昔からある定期購入サービスで、最近のサブスクと比べて「レガシー・サブスク」なんて呼ばれることもあるみたいですね。

契約期間の縛りがあるのは、下のMinimalだけで(確か最低3ヶ月間の契約は必須だったはず)、上の雑誌はいつでも解約できます。

これらも、いらなくなったらすぐ解約かなー、くらいの温度感です。生活に欠かせないものでもない感じ。なくても生きていけるけど、あったら充実するよね、くらい。

◆ サブスクや定期購入である必要性、を感じないものもある。

すごくもてはやされているサブスクですが、わたしは最近いくつか解約しました。なんでだろう。「最初はいいと思ったけど、よくよく考えてみたら別にいらないな」と思うものがけっこうあったように思います。

利用を停止した、サブスクリプション・サービス

  • Apple Music(月額:980円)
  • メチャカリ(月額:6,380円)
  • Kindle Unlimited(月額:980円)

Apple Music、すごく便利でした。良かった。でも解約です。わたしはそんなにいろんな音楽を聴くほうではなく、好きなものを繰り返し聴くタイプだったので、買いきりスタイルのほうがお得でした。今はYoutubeで何度も再生するような好みの曲があれば、それを1つずつ買って、毎日繰り返し聴いています。

メチャカリ、これは服のレンタルサービスです。いろんな服を着られるのは、最初は楽しかったです。でもわたしは、気に入った同じ服をずっと着るタイプだったので、やっぱり買いきりスタイルのほうがお得でした。だから解約。そんなにいろんな服がなくていい、同じ服を長く大事に着たい。

Kindle Unlimitedは、本好きなわたしにぴったりだと思っていましたが、Amazonで販売されているすべての電子書籍が読めるわけではなくて。読みたい本がない、なので解約です。わたしが読みたいのは、新しい技術書とか比較的ニッチなニーズを満たす本が多くて、そういうのは残念ながらKindle Unlimitedにはあまり入っていませんでした。

利用を停止した、定期購入サービス

  • 『ダイヤモンド・ドラッグストア』の定期購読(月額換算:805円 ※2ヶ月に1回発行で1,610円)
  • DUO クレンジングバーム(月額:3,168円)

上記2つは契約するか迷ったけど、最初数回の安さにひかれて契約したもの。やっぱり都度購入でよかったので解約です。定期購入にするメリットがあまりありませんでした。

雑誌は発売されて、読みたい内容だったら買う。化粧品は、欲しいときに欲しい分だけ買う。これでいいです。毎回勝手に送られてくるのは何だか嫌だなあと思いました。なんだろう、こう、ほんの少しの安さだけで、強制的にリピーターにさせられるのが嫌というか…。

…いや、あまり気に入ってなかったので、毎回送られてくるのはうれしくないからでしょうね。気に入っていたら、「毎回送ってくれるなんて便利!」と思うはずですから。

ちなみに、両方ともサクっと解約できたので、そこは好印象でした。

興味があるサブスク、定期購入サービスはたくさんあるけど…

契約はしなかったけど、「素敵だな、おもしろいな」「お金に余裕があれば契約してみたいな」と思ったサービスはたくさんありました。

自分の好みに合ったお菓子を選んで送ってくれるサブスク、自分の髪質に合ったシャンプーを作って送ってくれるサブスク、クラフトビールの定期購入、日本茶の定期購入…どれも魅力的でした。

でも、それがなくても生活できるし、小売店に行けば手頃な価格で素敵な商品がたくさんある。ネットショップで探せば、自分好みの商品が山ほどある。だから、わざわざ上記のサブスクや定期購入を契約しなくてもいいな、と思ってしまいました。

そう思う時点で、わたしはお客さんではなかったのでしょうね。ニーズを満たしてもらったり、お困りごとを解決してもらったりする必要がなかったので。でもニーズやお困りごとがある人にとっては、便利で良いサービスになるんだと思います。

◆ サブスク、難しくない???

ここまで書いて、うわー、サブスクって難しいなあと思いました。気に入らなかったら、ユーザーはあっさり解約できる。でも、サブスクは、少しずつ利益を回収していくモデルなので、早期に解約されると厳しい。これは提供する側が大変ですよね。

だからAdobeみたいに年間契約にして毎月課金にするところもあるんでしょうが、サブスクのいいところって、いらなくなったらサクっとやめられるところなので。継続の拘束力を上げてしまうと、きっとみんな契約してくれなくなるんでしょうね。

一方で、なんでもかんでも定期購入、が増えている気もしています。サブスクがもてはやされたので、課金方法だけマネしているもの。継続的に利益が入るところだけ見ていて、企業側のメリットが大きいだけで、「それ、定期購入にするメリット、消費者側にある???」と思ってしまうものをいくつも見かけました。消費者にとってのいいところって、「毎回購入する手間が省ける」ところと、あとは最初にちょっと特典がついたりちょっと値引きがあったりするくらい。

でも、購入手段なんかいくつもあるし、今の時代はいろんなものと比較されるし、定期購入に持ち込んでさらに解約されないようにするのってすごく難しいなと思いました。

ファンになってもらえれば定期購入し続けてもらえるんでしょうか? わたしはMinimalのチョコレートのファンなので、今は定期購入をしていますが、もし熱がさめたらあっさり解約するような気もします。ファンの可処分所得の一部を確保し続けるのって、分野を問わないあらゆるライバルと戦わなくちゃいけないので、かなり厳しい戦いになりますよね。

サブスクや定期購入のビジネス、わたしはすごく興味があってこれからも勉強したいなと思っていますが、あまりにも大変そうで自分が提供する側になろうとなかなか思えません…。みんなすごいな…どうやって続けてるんだろう…。

◆ 読んだ本、参考になった本

※ぜんぶ通して読んだわけじゃないです。買ったけど、パラっとめくったあとは積んだままのものもあるので、時間を見つけて少しずつ読んでいこうと思います。

『「つながり」の創りかた 新時代の収益化戦略 リカーリングモデル』(Amazonで詳細を見る)

『サブスクリプション 「顧客の成功」が収益を生む新時代のビジネスモデル』(Amazonで詳細を見る)

『サブスクリプション 製品から顧客中心のビジネスモデルヘ』(Amazonで詳細を見る)

『サブスクリプションで売上の壁を超える方法』(Amazonで詳細を見る)

『カスタマーサクセス サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則』(Amazonで詳細を見る)

『サブスクリプション・マーケティング モノが売れない時代の顧客との関わり方』(Amazonで詳細を見る)

『SMARTサブスクリプション 第3世代サブスクリプションがBtoBに革命を起こす!』(Amazonで詳細を見る)

『サブスク変革 チェンジリーダーとチェンジモンスターの戦い』(Amazonで詳細を見る)

これはちょっと毛色が違うかも。社内の話がメインでした。