おめでとうございます、は妊娠10週になってからだった。<妊娠出産記録004>

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妊娠できたら、当然の流れで、次はすぐ母子手帳をもらいに行くものだと思っていた。

まだ母子手帳ってもらいに行っちゃだめですか?

早く母子手帳がほしかった。あれを手に入れて、はじめて妊婦生活がスタートするような気がしていたから。

しかし、通っているクリニックの産婦人科の先生からは、なかなかGOが出ない。

4月下旬に妊娠確認の初回の診察があって、その翌週にも行って、さらにその2週間後の妊娠10週目のときの診察でやっと「次回の来院までに母子手帳をもらってきてください」と言われた。

毎回、「今回で母子手帳?まだ?」と焦らされる思いだったが、でもそういうものらしい。

胎児の心拍が確認できてから(妊娠5〜6週目)、出産予定日がわかるくらい胎児が大きくなってから(妊娠9〜10週目)、など病院によって違うみたいで、わたしが通っているところは後者だった。

ちなみに、産婦人科で「おめでとうございます、出産予定日は12月○日です」と書かれた書類をもらったのもこのとき。妊娠10週目になってから。

思い返せば、妊娠がわかった初回の診察では、”おめでとうございます”とは言われていなかった。「(子宮外妊娠ではない、)正常な妊娠ですね」というコメントだった。

そう、おめでとうございます、はすぐ言ってもらえないのだ。

これには、妊娠初期の流産率の高さが関係しているのかな、と思ったが推測でしかない。

医療機関で確認された妊娠のうち、流産に至ってしまう割合はなんと15%くらいあるらしい。約6〜7人に1人だ。しかも妊娠12週未満の早い時期での流産が8割以上とのこと。(※日本産科婦人科学会のサイトより)

妊娠したら、あとはみんな元気な赤ちゃんが生まれるんだと思っていた。

でも実際は、必ずしもそうではない。妊娠成立から出産までのことを、学校では教わっていたのか教わっていなかったのかも、もう覚えていない。とにかく、わたしは自分が妊娠するまで、妊娠・出産に関して、あまりにも無知だった。

今では、元気な赤ちゃんが生まれてくるのは、運が良いとしか思えない。

妊娠したあと、ネットでいろいろ妊娠・出産について調べていたら、「妊娠○週の壁」というものが出てきた。妊娠○週を超えたらこのリスクは減る、次の○週を超えられたらどうなる、みたいなことがずらっと書き連ねてある。

妊娠が確認できたあとも、安心できないなんて。流産の可能性もある、早産の可能性もある。いろんな可能性があるらしく、わたしは自分とお腹の中の子どもが、無事出産までたどりつけるのか不安になった。

妊娠・出産の勉強に、マンガの『コウノドリ』(主人公が産科医)を大人買いして読んでみたが、いろんな事例が出ていてより不安になる。つらい症例もある。やはり順調に、無事に子どもが生まれるのは、奇跡だ。

それで、職場には、いつ妊娠したことを伝えればいいのだろう…?

変に妊娠・出産に関する知識を身につけてしまい、もしかしたら無事出産まで行き着けない可能性を考えすぎて、自分が妊娠したことをとにかく周囲に伝えたくなかった。

でも、このとき新型コロナの流行がやや落ち着いてきたことで、出張が入りそうになる。結局、つわりがある中で出張はキツくて、安定期に入る前(妊娠10週)に上司へ妊娠報告することになったが。

説明が頭に入ってこない

いざ、母子手帳をもらいに行く。

区役所へ行けばいいのかなと思っていたが、わたしの住んでいるところでは地域の保健センターに取りに行くルールらしくて、妊娠10週目の診察が終わってそのまま直行した。

保健センターの受付で書類に記入してくださいと言われ、書いて出して、別室に呼ばれてにこやかな保健師さんに担当してもらうことに。母子手帳を受け取って終わりじゃなくて、いろんな説明も兼ねた軽い面談もするのだとか。

念願の母子手帳と一緒に、何やら大量の書類も渡される。

はい、これが妊婦健診の補助券。これは妊婦向けの歯科検診の補助券。こっちはタクシーなどに使える子育て支援のチケット。さらにこっちは妊娠中の生活や栄養に関する冊子。こちらは妊娠中に使えるヘルパーに関する案内……エトセトラ。いろいろあるんだなあ。

ともかくこのとき、わたしはつわり真っ只中である。椅子に座っているだけでもしんどいのだ。

あれこれ説明してくださる保健師さんには申し訳ないのだが、ほとんど頭に入ってこない。それより吐きそう。横になりたい。もう母子手帳は受け取れたんだし早く帰りたい。

そんなのだから重要なこと(産後ケアについて)を聞き逃して、出産したあととても後悔することになるのだが、それについてはまた出産後の記事で書こうと思う。

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