マタニティマークをつけられない。<妊娠出産記録005>

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妊娠中であると上司に伝えたことで、出張は無くなった。仕事も体調優先で無理しないで、と言ってもらえた。コロナ禍なので、基本は在宅勤務となり、通勤もほぼ無かった。とてもありがたい。

電車と妊婦とマタニティマーク

東京の満員電車に乗って妊婦が毎日通勤するなんて、とてもじゃないけどできない。

いや、通勤している妊婦さんはいると思う。だけど、とってもキツいと思う。妊婦は、希望する人は全員、リモートワークにしてあげてほしい。

しかしながらわたしも、扱うデータの都合で出社しないといけない作業があり、片道1時間半かけて会社に行く日もあった。つわりで常に吐き気を抱える中、なるべく座れる時間に電車に乗って、仕事へ。

「妊娠するまでは、お腹が目立たない妊婦さんでも電車で立って揺れるのがしんどいなんて、実は吐きそうになっているなんて、揺れで転ばないよう必死だなんて、想像もつかなかったなあ」なんて思いながら、座れない時は日傘を杖みたいにして、手をぷるぷるさせながら必死に電車に乗っていた。

席を譲ってください! と圧をかけるみたいで個人的にはつけるのは気が引けてしまって、マタニティマークはずっとつけられないでいた。

妊娠する前の自分、毎日どろどろに疲れてやっと座れた会社員のわたしは、きっと目の前にマタニティマークをつけた女性がいたら黙って席を立ってそれとなく譲ったと思う。本当は座っていたかったとしても。

だからきっと、譲ってくれる人だって座りたいんだ。そう思うと、なかなかマタニティマークをつけられなかった。

東京の電車に乗っている人は、疲れた顔をしている人が多くて、みんないっぱいいっぱいに見える。なので、わたしは妊娠していてしんどいけど、自分だって我慢したほうがいいんじゃないかと思ってしまっていた。

座れないような混む時間にはほとんど電車に乗らなかったが、一度だけ、JRの総武線で、車両が制服姿の学生さんでいっぱいの夕方の時間帯に乗ってしまったことがある。

「うわー、混んでるなあ、降りる駅まで30分くらいはたぶん座れないなあ」と覚悟して車両に乗り込む。

しかし、混雑する車内で、学生さんたちはみんな立っていた。誰一人として、優先座席には座っていなかったのだ。わたしはありがたく、高齢者がちらほらと座っていた優先座席の空いているところに腰をおろした。

直接席を譲ってもらったわけではない、でも、間接的にこの学生さんたちに譲ってもらえている。どこの学校の生徒さんかはわからないけど、こんな個人のブログの小さな声で申し訳ないけど、改めてお礼を言いたい。妊婦が、必要な人が座れるように席を空けてくれていて、ありがとう。

出社すると、なぜか元気に動ける。そして、どっと疲れる

ずっと微妙に体調が悪いつわり中でも、出社すると、オフィスではテキパキ動けて仕事がスムーズに進められるのが不思議だった。

ある日は、11時に出社して22時に会社を出るまで、夕方に一度食事で席を外した時間やトイレ以外、ずーっと座って作業をしていた。急ぎだったから、ほとんど休憩は取れていない。

まだごく一部の上司にしか妊娠を伝えていないので、まわりの人からすれば、わたしは以前と同じで元気に働いているようにしか見えないだろう。そして職場では、なぜかそのように働ける。

しかし帰宅すると、どっと疲れが押し寄せて、動けなくなってしまう。外では、やっぱり無理をしてしまっているようだ。

出社が週1もないくらいで本当によかった。以前のように毎日出社なら、毎日無理をしていたのかも。そう考えると、ぞっとする。

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