
産前休暇の開始週数決めた人、誰?
いつから休めるんだろう、早く産休を…と妊娠初期から待ち焦がれていたわたし。
正直妊娠してからずっと体調悪いし、仕事の効率悪いし、やる気もなんだか出ない。まあでも、休憩をこまめに挟みつつなんとか作業できるし、自分を誤魔化しながら仕事を続けているようなものだった。
しかし一気に体調が悪くなったのは、妊娠初期のつわりがあった時期と、あとはこの妊娠後期に入ったあたり。
お腹がかなり大きくなってきて、ずっと息苦しくて、思いっきり息が吸えていない感じが24時間続く。少し歩いたくらいでも、きゅーっとお腹が張ってきてしまう。胃が圧迫されているのか、妊娠してから控えめだった食欲はさらに無くなる。少し座れば腰が痛くなり、夜は胎動が痛いくらい激しいのと頻尿で眠れない。散々だ。
妊娠するまで、知らなかった。産前休暇が、ギリギリすぎる。
産休に入るまでに、産休に入る前の妊娠後期のあたりで、もうまともに仕事できないくらい体調不良になるなんて。
産前休暇がいつからなのか、みなさんご存知だろうか。わたしは妊娠するまで知らなかった。産前休暇の開始は、出産予定日6週間前だ。それは、妊娠34週目。妊娠9ヶ月。臨月直前。胎児は2kgを超えるくらいで、お腹は重く大きくなっている。
産前休暇の期間決めた人、誰なの? たぶん、妊娠経験がない人だと思う。もうね、産休の手当(健康保険組合から出るもの)がもっと少なくてもいいから、産前休暇をもっと早くしてほしい。そう思うくらい。
わたしの場合は有給休暇が余っていたので、思いきって産休1ヶ月前からお休みをいただくことにしたのだった。早めに休みに入ることが可能だったのは、職場の上司やメンバーに配慮いただけて、仕事が調整できたから。感謝しかない。
でも、ネットでいろんな記事やツイートなどを読み漁っていると、産休がちゃんと取れるだけでもありがたい、と思えることも。
有期雇用で妊娠したら、もともと決まっていたことだから、と産休に入る前に契約が終了してしまったという妊婦さんの投稿。アルバイトの人が妊娠したので、産休を取らせる前に辞めさせたいが可能か、というどこかの会社の人事担当者の相談内容。
妊娠が理由ではない、という建前でも、産休前に契約を切られてしまうのはつらいよなあ。でも会社だって、人員に余裕がない中で、産休中の人を抱えるのも大変だよなあ。有期雇用だと、そのあたりが雇われる側も雇う側も難しいよなあ。
わたしは正社員なので特に揉めることもなく産休を取得できたけど、やっぱりちょっと考えてしまう。法律で決まってるから、って産休を取らせてもらえるのが当たり前の権利だと思うのではなくて、産休を取ってでも戻ってきてほしい、と思われる人材でありたいなあ、と改めて思った。
いや、有期雇用の人が産休前に契約を切られてしまうのは、仕事ができるからできないから、だけではないと思うんだけど。がっつり働いて活躍してほしい、と期待する会社に対して、妊娠中は思うように働けない妊婦さんたち。
産休だけでなく、育休は? 第二子のときは? ……悩みは尽きない。
産休・育休の説明を、ってもう休みに入っちゃってましたよ
バックオフィスの人とは仲良くしておいたほうがいい、という先輩社員の言葉は本当だった。
仲良くできないまま社会人6年目になってしまい、確かに業務でも(特にお金まわりの処理)、そして今回の産休・育休でも、支障が出ている。
妊娠中期のあたりで、一度人事に問い合わせをしたことがあった。
保育園の申し込みに必要な、就労証明書とやらを発行するのに何日くらいかかりますか? とメールで聞いたのだ。一両日経っても、返信はなかった。
再度メールを送ると、今度は、問い合わせたA部門担当ではなくB部門担当から連絡が来た。わたしが今回問い合わせたのは人事の中でもA部門担当で、就労証明書に関してはB部門担当がそれを発行するところだったらしい。
B部門担当の人は「回答が遅くなってしまい申し訳ない」と言ってくれたものの、最初に問い合わせたA部門担当からは、メールをB部門担当に転送してくれたことも言われなかった。A部門担当からは、わたしが送ったメールに何も返信が無いままだ。
いや、送るところを間違えたわたしが悪かったんだけどさ……。送ったメールに「うちじゃないので、B部門部門にメールを転送しておきましたよ」って返信くらいしてくれてもいいじゃない。
わたしは、自分がA部門担当にメールを送ったきり何も返信がないところに、さらに返信の形で「間違えてしまって申し訳ありません、B部門へ転送ありがとうございました!!!」と食い気味にA部門担当へ送信した。わかっていたけど、それにもまったく返事は無い。
そんなことがあってから、人事になんだか苦手意識ができてしまい、なるべく関わらないようにしようと思ってしまった。
しかし、産休・育休を取るんだから、そんなわけにもいかなかったのだ。
もろもろの社内申請を休みに入るごく直前に進めた結果、本来は妊娠中期くらいに受けるべきだったらしい産休・育休の説明を、妊娠後期の出産前の休暇中(産休前に取得した1ヶ月の有給休暇中)に受ける、ということになった。
しかもその説明があることを知ったのも、休暇中。たまたま仕事関係のメールをチェックしていて(休みなのでしなくていいのだがクセで)、人事からのメールが来ていることに気づいたからだった。
人事は、もろもろの申請が遅い上になぜかもう休みに入ってしまっているという、面倒な社員に仕方なく説明をする。わたしは、もう休みに入っちゃってるのに……と思いつつ、仕方なく有給休暇中に説明を聞く。お互い不幸だ。
「ふつうは、妊娠5ヶ月目くらいには人事に連絡してもらって、もろもろ申請を進めるものなんです。でも知らなかったなら仕方ないですね」と人事の担当者。
わたしの所属部署は、産休を取る人がしばらくいなかったため、おそらく上司もどんな申請や手続きが必要だったのかを把握していなかった。わたしも特に人には聞かず、社員向けサイトでざっと申請内容を調べて、「まあ休みの前に終わらせればいいや」くらいのつもりでいたし、実際にそうした。
もし、普段からバックオフィスの人と仲良くしていれば、「妊娠したんですけど、産休・育休関係の申請ってどうやって進めたらいいんでしょう?」って気軽に聞けただろうなあ。そうしたら、いつまでにこういうことやればいいですよ、って教えてくれただろうし、今回みたいに休み中に嫌々説明を聞くこともなかっただろうなあ。
せめて自分の後輩社員が妊娠したときには、わたしがいろいろ手続きを教えてあげられるようになろう、と思った。
ちなみに、人事に発行してもらった就労証明書はあれでスムーズに発行されたかと思いきや、勝手に時短勤務利用が”有り”になっていて(頼んでない、が、わたしが指定してなかったのが悪かった)、再発行をお願いすることになったのだった。ははは。


