半導体不足の影響で、育休からの仕事復帰後に支給されるPCがMacじゃなくてWindows機になっちゃった!
学生のころからもう10年以上Macを使っているので、急にWindows機って言われても困っちゃいます。……でも、事情が事情だし、仕方ない。慣れるしかありません。
とはいえ、簡単にできる部分だけは、使い慣れたMacに設定を寄せたい。ということで、ちょこっとWindows機の設定をいじったので、メモがてら記事にしておこうと思いました。
※わたしが設定したときのOSは、Windows10です。Windows11とかだと、ちょっと設定方法が違うかもしれません。
目次
◆ MacとWindows、スクロールが逆なのでイライラする
MacやiPadでは、ページの下を見ていきたいときは、指を上にずらす形でスクロールさせるじゃないですか。
でも、Windowsは逆なんですよね。下を見たい時は、下にスクロールさせるんです。これは慣れない。もうスクロール方向は手になじんでいるので、今さら逆にはできません。
タッチパッドとマウス、両方設定を変えちゃいましょう。
タッチパッドは、設定→デバイス→タッチパッド→スクロール方向を「ダウンモーションで上にスクロール」。
これで完了です。簡単ですね。
さらにわたしは、miyoshi USBタッチパッド(Windows10専用)を購入して付けて使っています。正直、AppleのMagic Trackpadに比べると感度が微妙でやや使いにくいです。ペラペラだし。
まあでも4000円台だったし、こんなもんかな、って感じですね(ちなみに、Magic Trackpadは1.5万円くらいします)。

マウスは上記のデバイス設定からだとできないので、「レジストリエディタ」で設定変更します。
レジストリエディタを開く前に、設定したいマウスのハードウェアIDを調べておきましょう。
設定→デバイス→マウス→その他のマウスオプション→ハードウェア→プロパティ→詳細→プロパティのところで「ハードウェアID」を選択→下の値のところに表示されるものがハードウェアIDです。
ハードウェアIDがわかったら、画面左下にあるWindowsマークをクリック→「ここに入力して検索」のところで「レジストリ」と入力すると、レジストリ エディターというアプリが候補として表示されるので、それを開く。
その中の、HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Enum→HIDを開いていく。
このHIDのところで先ほど調べたマウスのハードウェアIDと同じものを探して、該当するものを開くと「Device Parameters」があるのでそれをクリック。表示されたものの中に「FlipFlopWheel」を見つけたらそれをダブルクリック→編集画面が出てくるので、0になっているのを1に変更してOK。これで設定変更完了。
あとは再起動すれば、マウスもMacと同じスクロールの向きになりました。
◆ 入力モードの切り替えは、親指で「英数」「かな」を使いたい
Windowsの入力モード切り替えって、キーボードの左上あたりにあるキー(半角/全角って書いてあるもの)を押すじゃないですか。
これも慣れない。いつも親指で「英数」「かな」を押して入力モードを変えているので、左手の小指でそこを押しに行くのがつらい。
それではやっていきましょう。こちらの設定は簡単でした。
画面右下のメニューの部分にある「A」や「あ」(入力モードによって異なる)と表示されている部分を右クリックしてメニューを開く→設定
これでMicrosoft IME、という設定画面が出てきます。
ここの、キーとタッチのカスタマイズ→キーの割り当て→「無変換キー」をIME-オフにする→「変換キー」をIME-オンにする。
これで、いつもの「英数」の位置にある「無変換キー」を押すと英数入力ができるようになって、いつもの「かな」の位置にある「変換キー」を押すと日本語入力ができるようになりました。
◆ Windowsキーなんて不要なので、commandキーに変えておく
なんだこのWindowsキーってやつは。ここはcommandキーでしょ!
と思ったので、ここも設定を変更します。
やり方はいくつかあるようですが、ソフトを入れずにちょこっと設定をいじるだけでいい「レジストリエディタ」からの変更を採用しました。
マウスのときと同様に、画面左下にあるWindowsマークをクリック→「ここに入力して検索」のところで「レジストリ」って入力すると、レジストリ エディターというアプリが候補として表示されるので、それを開く。
この中の、HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Control→Keyboard Layoutを開いていく。
このKeyboard Layoutのところで右クリックして、新規→バイナリ値で作成。名前は「Scancode Map」にしておく。
開くと、00000000っていうのが表示された状態になっていて、ここに入力していきます。
スキャンコードはこちらの記事を参考にさせてもらいました。
「レジストリでキー配列変更」(https://qiita.com/matsu-tk/items/9059ff186fdfc716bf65)
わたしは、キーボードの左側にあるWindowsキー(E0 5B)をCtrlキー(00 1D)にしたかったので、以下のように入力しました。
00 00 00 00 00 00 00 00
02 00 00 00 1D 00 5B E0
00 00 00 00
最初の「00 00 00 00」はバージョン、次の「00 00 00 00」はフラグ、次の「02 00 00 00」はマッピング数(変更するキー設定数 + 1。今回は「WindowsキーをCtrlキーに変更」の1設定なので、1+1で2になる)、その次に設定、最後に「00 00 00 00」を入れて完成!
Windowsキー(E0 5B)をCtrlキー(00 1D)に、という設定だけど、書く順番はCtrlキーのスキャンコードを逆にしたもの(1D 00)→Windowsキーのスキャンコードを逆にしたもの(5B E0)で入力。
入力できたら、OKを押して閉じて。PCを再起動。これで設定変更が反映されました。
◆ 使っていて不便な部分があれば、また設定追加するかも
とりあえず、気になった部分をざっと設定変更しました。これだけでも、多少はWindows機でも快適に使えるはず!
追加で設定することがあれば、またこの記事に追記しておこうと思います。